bsdboot.com - boot *BSD from DOS March 5. 2002 FreeBSD/NetBSD/OpenBSD を DOS から起動するプログラムです。 文法 bsdboot [boot option] file [kernel option] boot option は以下のものがあります。 -u : UFS ファイルシステムから起動します。 -c command : command を実行します。 -i : 対話モードで起動します。 -f : FreeBSD を起動します。 -n : NetBSD を起動します。 -o : OpenBSD を起動します。 file にはカーネルファイル名を指定して下さい。 kernel option にはそれぞれの BSD のカーネルオプションを指定して下さ い。man boot で調べることができます。 使用方法 & 注意事項 WindowsNT からは実行できません(たぶん) DOS/Windows95/98 から実行する場合は himem.sys が組み込まれていると刺 さります。himem.sys のない状態で起動して下さい。 DOS の場合 config.sys から device=himem.sys の行を消して再起動。 Windows95 の場合 1.starting windows95... の表示がでた直後(約 2 秒以内) に F8 キーを押す。 2.メニューから Step-by-step confirmation を選択し、 すべての質問に N と答える。 Windows98 の場合 1.CTRL キーを押したままマシンを起動する。 2.メニューから Step-by-step confirmation を選択し、すべての質問に N と答える。 例: FreeBSD を起動する時 bsdboot -f kernel OpenBSD をシングルユーザーモードで起動する時 bsdboot -o bsd -s コンパイル方法 NetBSD 1.5 の syssrc.tgz が必要です。どこからか入手して下さい。 以下の手順では作業ディレクトリを WORK としています。 set WORK=作業ディレクトリ (csh の場合) cd $WORK tar -xovzf syssrc.tgz patch -p0 < bsdboot.patch cd $WORK/usr/src/sys/arch/i386/stand/dosboot NetBSD でコンパイルするとき: make OpenBSD でコンパイルするとき: make OBJECT_FMT=AOUT KERNEL=OPENBSD コンパイル時に make: don't know how to make bsdboot.com.cat1. Stop とでますが、気にしなくていいです。 FreeBSD でコンパイルするとき: 付録を参照して下さい。 $WORK/usr/src/sys/arch/i386/stand/dosboot に bsdboot.com ができるの でこれをお使い下さい。 NetBSD 1.5 でコンパイルできました。 BUGS FreeBSD のオプション -D, -P は今のところ実装していません。 配布条件 パッチ適用後、配布条件がファイル中に記述のあるものはそれにしたがう。 ないものは改変、再配布自由。 免責事項 作者は、本ソフトウェアに起因するいかなる損害に対しても責任は負いません。 また、サポートの義務も負いません。 -- kurati@bigfoot.com http://www.nurs.or.jp/~kurati/ -------------------------------------------------------------------------- 付録 FreeBSD でのコンパイル方法 NetBSD の make が必要です。 バイナリはそのままでは動かないのでソースから作成する必要があります。 NetBSD (i386) の src.tgz base.tgz comp.tgz を入手してから以下の作業を行って下さい。 FreeBSD で NetBSD の make をコンパイルする方法 以下の説明では WORK は作業ディレクトリとします。 1.ソースを展開する。 set WORK=作業ディレクトリ (csh の場合) cd $WORK tar -xovzf src.tgz usr/src/usr.bin/make tar -xovzf base.tgz ./usr/share/mk/sys.mk tar -xovzf comp.tgz ./usr/share/mk/ 2. Makefile の修正 cd $WORK/usr/src/usr.bin/make Makefile の 4 行めくらいの CPPFLAGS+=... の行を CFLAGS+=... に変更 3. make make FreeBSD で bsdboot.com をコンパイル 1.コンパイル方法の節のソースの展開とバッチ適用を行います。 2.コンパイルします。 (csh の場合) cd $WORK/usr/src/sys/arch/i386/stand/dosboot set MAKE=$WORK/usr/src/usr.bin/make/make setenv OBJFORMAT aout $MAKE -m $WORK/usr/share/mk MAKE=$MAKE KERNEL=FREEBSD 以上です。